【おかざわ圃場日誌 – 本年度の結び -】

時の移ろいも早く、既に11月の中旬に差し掛かりました。木々の葉は色づき、秋の気色が風景いっぱいに広がっています。

 今年の岡沢における米作りは、後片付けも含め、全ての工程を終了しました。稲穂が刈り取られた田んぼは、各個、秋おこしをされたもの、湛水されているものと差異はありますが、また来年の春に向けて冬を越えるのを待つのみとなりました。

 岡沢でとれるコシヒカリは県内のものと比較しても、食味が強く、なおかつ食感がしっかりとしているのが特徴的です。これらは粒の大きさにも依存しますが、含まれているタンパク質量の割合などでも大きく変化します。絶妙なバランスを得ることにより、人が感じる『美味しさ』に直結していきます。

 秋の風を感じながら空になった田んぼを眺めると、なにやら寂しい気分にもなりますが、これは米を扱うこの地域で味わうことのできる、ならではの情緒ではないでしょうか。早ければ11月の終わりごろには雪が降る地域ですので、ほんの一時の秋ならではの風景も皆さんにお見せできればと思います。

 おかざわ圃場日誌の締めくくりとしての投稿となりましたが、これまでのいくつかの文章や写真から、この地域の具体的な様子が皆さんに上手く伝わっていたら幸いです。

 自然が好きな方、米が好きな方、この地域に興味がある方はこれからもYUKISATO.JPを通じて最新の情報をゲットしてください。

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