今回の日誌の投稿に先立ちまして、9月6日に発生しました、北海道胆振東部地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げるとともに、早期復興を形にできますことをお祈りいたします。
ここ岡沢では台風の脅威が過ぎ去り、安堵に浸っていた時の事でした。それはニュースで流れた北海道・厚真町の凄絶な大規模土砂崩れの映像でした。ただその時、映っていたのは土砂崩れがもたらした爪痕だけではなく、震災が起きた中でも美しく輝く厚真町の自然の姿でした。緑が光る水田の様子も目に入りました。
映像を通して伝わってくる厚真町の雰囲気は、大きな親近感を与えてきました。『なんとなく、この岡沢と似ている』といった印象です。それは’地形が似ているから’とか、’気候的要素が同じだから’といった単に物理的な事柄からくるものではありません。そこには岡沢を通じていたために、感じ取ることのできた特有の’情緒’がありました。
この各々の地域が持つ’情緒’というものは安易に変わることのない、強力な資源であることに違いありません。
稲は倒されても、穂は残ります。
今回の地震で被災された方々、ぜひ皆さんの住んでいる地域の情緒をまた最大限に生かすために、今後の復興のためにご自愛頂きたいと思います。
岡沢では最近、雨風の日々が続いていますが、収穫のために懸命に頑張っています。早い所では既に稲刈りが始まっているので、タイミングを逃さないように収穫に向かいたいです。
次回の投稿もご期待ください。