VR制作やってみませんか。(妙高VR活用セミナー)

[雪郷 LAB DIY DAY10]

VR制作やってみませんか。(妙高VR活用セミナー)

~VRを活用した地域活性化事業構築プログラム~

DIYをやってきて10日目(細かいの入れたら数えきれないが・・・)なんとか今日のセミナーを迎えることができました。

地域活性化に携わる団体・個人に対し、先進コンテンツであるVRを媒体として、新たな事業創出ができる観光VRの担い手の育成をおこなうことを目的に総勢15名で講師に、森田博和(株式会社エフマイナー)塚田卓弥(Yukisato &スタジオジャパホ代表)で行いました。

主な内容は

VRの概要及び現状と見通しについての説明
VR市場について
VRの活用可能性についての意見交換

前半は、講師の森田氏によるVRの解説。昨年(2016年)がVR元年と呼ばれ、VRが急速に市場に普及し始めていること、今後も市場拡大することについて講話していただいた。私からは、オーストラリアでのVRを使用したセールスプロモーションの様子を通じて、海外事情を報告した。

後半は、森田氏に会場の様子を360°カメラを使用して撮影してもらい、VRコンテンツの作成を実演していただいた。その後、参加者の視点から各業界でのVRの利用可能性について、意見交換を行った。

 

 

一つは建築関連の空き家対策について、もう一つは観光産業関連という視点。

空き家対策については、都市部の不動産業界で採用されているVR内覧サービスの成功事例から発展し、妙高に移住した参加者からの意見や経験談などを交えて話された。

遠方からの移住予定者は不動産の内覧にあまり時間をかけられず文字や写真でしか現地の情報を得ることができない。天井・壁・コンセントの位置など、細かい部分まで内覧が可能となるVRは非常に有効性が高いという認識でまとまった。また、建物の中だけではなく、建物の周辺も土地勘のない遠方者にとってはニーズの高い情報であり、特に妙高特有の雪量を知る媒体としても有効だとの意見がでた。夏と冬の様子が切り替えられる映像機能*があれば、イメージもしやすいという声も聞かれた。

*不動産業では、昼夜切り替えの映像サービスが行われている。

観光産業の視点では、日本の北限で知られるライチョウや妙高高原の温泉地の源泉ツアーなど、普段はあまり目にすることがない場所を疑似体験してもらうコンテンツ作成にVRが有効なのではという意見が聞かれた。また、除雪車やピーターなど豪雪地ならではの文化をVR化し情報発信することも観光につながるのではとの意見が出された。

それに加えて建築業の視点から、除雪車のオペレータ不足を改善するために研修材料としても使えるのではないか、との意見も聞かれた。

近年、どの業界も後継者不足が問題になっているが、効率的に教育を行うラーニングコンテンツとしての利用価値は高いとの認識も得られた。

こんな感じで、上越妙高の学びの拠点となれば嬉しい。

明日からまた頑張ろう!

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